糸魚川翡翠とは

「人類が最初に使用した宝石である」

イメージー翡翠が産出する姫川

新潟県の最西部、北アルプスの高峰が日本海に没する場所から産する糸魚川翡翠は、日本の宝石の最長老であり、今なお枯渇せず採集できる現役の宝石です。
その利用は約7000年前の縄文前期から始まりました。これは世界最初の翡翠の利用であり、世界最古級の宝石の利用例でもあります。古くから利用された糸魚川翡翠は、奈良時代に突然使われなくなり、その後、昭和初期まで1200年もの間、その存在が完全に忘れ去られるなど、日本の古代史の中で大きな謎の一つとなっています。

糸魚川翡翠の特徴

きめ細かい劈開の煌めき

イメージー光が透けて見える

清流で洗われ、日本海の荒波で磨かれた糸魚川翡翠には、ミャンマー産翡翠の原石に見られる風化による皮膜がありません。きめ細かく程良い半艶の状態であり、微細な結晶の劈開がキラキラと煌めく美しさは、糸魚川翡翠の魅力の一つとなっています。自然が作った礫の形は千差万別であり、自然の造形の妙を感じさせてくれます。最近では人為的な加工をせず、自然の形そのままでペンダントなどに使われることもあるほどです。
糸魚川翡翠には緑色以外に淡紫色、青色、黒色などがあり、特に青色はその稀少性から近年人気と価格が高騰しています。また、糸魚川翡翠からは糸魚川石、蓮華石、松原石など世界で初めて見つかった新鉱物が発見されている他、稀産鉱物が数多く含まれていることがわかっています。

歴史ミステリー

謎の古代加工法

イメージー光が透けて見える

世界最古の翡翠の利用例は、糸魚川市の大角地遺跡から発見された縄文時代(約7000年前)の翡翠の敲石(ハンマー)です。装飾品ではありませんが、堅く高比重という翡翠の特性を生かしたものです。また、大宮遺跡(新潟県柏崎市)、から発見された垂飾未成品と、天神遺跡(山梨県)から発見された大珠は、世界で最初に作られた翡翠製装飾品です。古代の翡翠の加工には謎が多く、小割り、研磨、穿孔、繊細な彫刻などの手法の詳細は謎のままです。

海を渡る糸魚川翡翠

他に例を見ない分布を見せる

イメージー勾玉

糸魚川の翡翠は北海道礼文島から沖縄まで、日本全国の遺跡から発見されているだけでなく、朝鮮半島南部の遺跡からも発見されています。日本特産のものとして日本海を渡っていったのでしょう。日本の石が、これほど広範に伝播した例は他にありません。縄文時代の翡翠は、東日本にかけて多く、西日本にはほとんどありません。しかし、弥生時代以降は逆に西日本に多くなり東日本には少なくなります。縄文時代と弥生時代の文化の中心の違いを反映しているものですが、縄文人と後から来た弥生人が共に翡翠を珍重したことは、異文化を排斥せずに巧みに取り入れ、さらに改良するという日本人の特性に通じるものがあります。

原産地証明

国産糸魚川翡翠の魅力を伝える

イメージー証明書とブレスレット

世界に誇れる国産糸魚川翡翠の魅力と価値を広げる』というために採掘、採取された場所を特定し原産地を証明していく活動を行なっていきます。小滝川、姫川流域で採掘、採取された翡翠原石を石元(小滝物産店)が提供し、製造販売をライブエンタープライズすることで流通経路を把握することができ、原産地証明書を発行しております。
また翡翠、本来が持つ魅力をより広めていくために、世界で採掘、採取されている翡翠も可能な限り産地証明していきます。